The Nameless City

何故か製薬やSAS関連のブログ、の予定。

Pinnacle 21 Community 3.0.2は認証つきProxyを通らないらしい。

www.pinnacle21.com

Proxy Aware - configuration
In trying to eliminate the internet connection error report we've been working with our network teams. It has been determined that the application is not proxy aware (ie the traffic cannot be pushed to the proxy server to gain access to the required aws hosted services). The traffic is treated as a normal traffic and the site is blocked based on the site. Unfortunately for larger organizations there is not a manageable solution to allow this type of traffic on normal internet gateways and this must be managed by connecting via a proxy server. Can you provide instructions or an eta for an application update to allow P21 Community become proxy aware.

アプリケーションがProxy対応してないってさ。


Electron使っているから、VS CODEみたいな事は出来るはずとは思うけど、案外社内からの認証つきProxyに対応していない事はある。
Atom EditorはProxy SettingはあらかじめユーザIDとパスワードを設定させる方式だった。流石に同じElectronでもMS Teamsとかはプロキシには対応がっちりしているけどね。


あまりピンと来ない人に経緯含め説明。
現在、大抵の会社では、HTTP通信にプロキシサーバを介する想定だ。また、社内のDNSサーバは外部のDNSサーバを見ておらず(無論逆も)、外部のサーバにはそのプロキシを無視して外部の通信は出来ないようになっている。このプロキシの利用は、認証が必要である。


今、プロキシ等のネットワーク設定に関しては、どのブラウザでもWindowsの設定となるネットワーク関係のものを使って通信している。どの、というと言い過ぎか。Firefoxはたしか個別に設定する事が出来る。
ただ、本来は、アプリケーション毎に設定するようなものだったんだよねプロキシ設定って。その設定を見て、ブラウザがリクエストをプロキシに投げてプロキシが外部サーバと通信して返すという流れ。そんな設定を個々にするのが面倒およびトラブルの元でもあるので、OSの設定に近付けられているというのが本当のところ。
なお、通信とされるもののなんでもがプロキシを通るという訳ではない。アプリケーションがそれを見ない場合には、DNSサーバにどこのIPかを問い合わせてIPを取得して、そのIPに対して通信を行うんだが、DNSサーバが「そんな名前知らない」で返すとかが普通。


で。
アプリのアップデーターと呼ばれるものは(アプリ本体とは別のものになる)、アップデートがあったかどうかを外部と通信して、あれば通知ダイアログを出して、OKが押されればアプリを止めて、対象のアプリの最新版を一旦ダウンロードして、元ファイル削除&ダウンロードファイルの移動をして、アレだったらアプリを起動する。
このアップデーターの通信は、最近はほぼhttps経由だ。なんだけど、Proxy設定を見に行かないアプリもあるんだわなこれが。


対応方法は、リバースプロキシ設定するとかがあるんだが、そこまですると大変なのと、じゃあ誰の認証使うのさという話が発生するので、どうしたもんかねえとは。