The Nameless City

何故か製薬やSAS関連のブログ、の予定。

統計学とは、最低の学問である。

そう言わざるを得ない。

素人でも振りかざせる「統計」。

「解析」がつくと怯む人も出て来るが、実際の所、大した調査もせず、国家統計で出て来ている数字を適当に組み合わせて「分析」と言う人が多い。

統計モデルが、原理原則に基づいたモデルと勘違いしている人が多い。

これはホント不思議なんだけど、「機構は隠されているが」「統計上で見える関係に近い事で物事が動いているんだ」と思う人は多い。

詐欺によく使われる。

統計モデルの適応例として、情けない事に、SEのステップ数計算とかがある。ロクに当たらず、勘の拠り所にもなりづらい。

統計が持ち出されるのは、大抵「はっきりしない」時であるが、統計が「物事をはっきりさせる訳ではない」。

よく疫学として水俣病の話が上がるが、稀な例であり、多くは「はっきりしない事がはっきりする」という冗長な話になる。

ちゃんと使おうとすると、あまりにつまらない道具であるし、詐欺師には大変便利な道具でもある。

もう、「悪用厳禁」とか書いておいたらいいと思う。