The Nameless City

何故か製薬やSAS関連のブログ、の予定。

Windows で将来廃止される予定の話、VBScriptとNTLM認証とワードパッド

要点

VBScript、NTLM認証とワードパットが廃止予定ですよ
DDEはおそらくだけど当面生き残りますよ(話題には出ないけど理由はある)

VBScript

実はこれローカルで動かす言語というよりは、Webのサーバサイドスクリプトとして簡単に使えるScriptとして開発された経緯があり、IISなんかでWebサイトを構築した場合にHTMLに埋めて動かすようなイメージでした。
その為、本来はあんまり機能を追加する訳ではないのですが。
しかしまあ、初期のIISで使われましたが、今IISでは非推奨ですし、行き場のない言語ではありました。


ローカルでバッチスクリプトの上級版として考えられていた場合、実はあんまりPowerShellに移行するのが難しかったりします。
というのも、PowerShellスクリプトを実行する際のセキュリティレベルの設定というのがあり、ファイルで実行させようとすると、署名済になっていない場合Windowsのセキュリティ機能で弾かれます。


署名するのも一苦労ですし、PowerShellで開発するのも管理者権限が必要な環境設定が要りますし、正直バッチファイル使い続ける他ないかなと思ってます。あるいはVBAに載せるとか。


もしPythonがインストールされているなら、Pythonで代替もありっちゃありです。この手のスクリプト言語は「だから」最初の導入てターミナルから起動して、プロンプトでインタプリタっぽく動かせるんですよー(WindowsGUIでファイル操作とかしますが、Linuxは基本Terminalからコマンドを入れて動かせる、それのGUI版もあるよというような作られ方です)
JavaScriptでもNode.jpというサーバサイドで動くJavaScriptがあり、わりと使われてます。



なお、VBScriptだけではなく、WSHの仕組み自体が終わるので(既にIISでは非推奨になってますし)、JScriptも死ぬかなと思ってます。昔、htaファイルでやってた人とかは厳しくなってきますね。
今でもIEモードで動かしているのあると思いますが、多分IEモードもそのうち消えると思いますので、他の代替手段なりを考える必要もあるかと思います。define.xmlIEモードで確認出来なくなる日も近い感じがしました。

NTLM認証が死ぬよ

という事はアナウンスされていますが、殺す為にKerberos認証を拡張してNTLM認証のように使えるようにするよ、という事なので、代替が出た時に確認していく話になります。特に自社内サービス開発してたりする部署で。

実はここが微妙に影響範囲が大きい可能性のあるもので、サーバへローカルアカウントでログインする、とかが引っかかってきます。

影響範囲がデカいので、いつ実施されるかはわからないですが、Windowsをバックエンドに使ってるサーバで死にかけのシステムの場合、システムを殺す決断を迫られると思いますので、要注意ですね。

ワードパッド廃止

これは、サーバにアプリ入れたりする人が悲しくなるという話なのですが、
スクショ貼って作業記録として結構使ってました。無料のRTFクライアント(追加インストール不要)が無くなるのは厳しいなあ・・・・・・

余談:DDEは多分当面殺されない

DDEは、今「ファイルの関連付け」の機能で活用されている為、当面は生き残るかもなとの楽観的視点をもっています。わりと最近の話ですが。
参考までに以下URLリンク張っときます。
tunemicky.blogspot.com


要は、アプリの起動に使われているのがDDEなので、機能自体が殺される事はないだろうという話。
ただまあ、機能拡張とかはされない、DDEデフォルト無効化は可能性があります。今もレジストリで無効化は出来るので。個人レベルのところは管理者権限なくてもレジストリいじらせてもらえるとありがたいんだけどな・・・・・・


とは言え、アプリ呼び出しの記法がURLみたいなやつ(MSではプロトコルとかプロトコルハンドラーと呼ばれているやつ)があるので、そのうち更新されていく気もします。Webベースアプリとかでアプリ連携しているのはそんな感じなんで・・・・・・
ただ、この辺り、今も使われているだけに簡単には死なないかもです。