The Nameless City

何故か製薬やSAS関連のブログ、の予定。

SASインストールに関するTip幾つか。

多くの人が、「インストーラーに従ってインストールすれば問題ないよね?」的な発想でインストールされると思います。


特に問題がなければそれでだいたいは大丈夫です。間違ってません。
ただ、たまーに問題が発生するのですが、そこら辺を自力解決というには、ちとインストーラーも含めて親切になり過ぎてます。


まあ、滅多に発生はしないのですが、発生すると「ああ、そういや昔からこんなトラブルあったなあ」と古い人は懐かしく思うんじゃないでしょうか。

前提として

SAS英語圏、頑張ってもLatin-1のあんまり拡張使わない領域で構築されてます。
それ故に、英語圏パッケージでありがちな間違いをよくしています。
そこら辺のトラブルを避けるなら、まずその辺りを考慮し、ダブルバイト文字をとにかく混入させないようにしてください。
また、インストール前の処置は重要です。アンチウィルスソフト停止、はまだいいんですけど、それからSASデータ実行防止の例外に登録しておくことも必要です。

ユーザ名に日本語が入っていると、インストーラーが「インストールの後処理」でコケる。

インストールの後処理で、sasv9.cfg周りの設定をやっているように思うのですが、その際にコケる事があります。
今、Windows8.1ではoutlookアカウントに紐付ける形でアカウントを最初に作る事が多々あり、そのアカウント(管理者権限持ち)でインストールすると、SASバッチで何かしている時にコケてるようです。


Windowsの場合には、大概Administratorが使えるのでそれで実行するのが最善ですが、そうでない場合には、インストール用の英文字だけで構成されたユーザを作成してインストールして下さい。

OQツール実施で、不特定な箇所でFailが発生する。

よく画面眺めていると、データ実行防止機能でsas.exeを止めたと、タスクトレイにポップアップで表示されます。
これは、64bit版SASではなく32bit版SAS限定で発生します。イベントログにはたいていOffice IMEに対してsas.exeが不正アクセスっぽい事してると警告が上がります。
データ実行防止機能の例外に登録してください。

OQツールで、正常にインストールできたのにFailが出る。

レポートにsastestのプログラムが出ているので、それをデフォルトで起動するSAS DMS上で再実行して見て下さい。多分たいていはSASの日本語版が起動すると思います。
proc compareで間抜けにも、日本語の文字と英語の文字を比較している結果が表示されてるかと思います。原因はそれです。

setup.exeを実行し、言語の選択をした後に起動するまでに時間が異様にかかる。

たいていは、アンチウィルスソフトが悪さをしています。インストール中には実行を停止してみて下さい。
Analytics Proでトータル三時間もあればインストール出来るのですが、これを知らなくて辛抱強く待つ人もいます。出来なくもないですが、びっくりするぐらい時間がかかるのでこちら推奨です。