The Nameless City

何故か製薬やSAS関連のブログ、の予定。

SAS on Linuxで気をつける事。

SASLinux版もありますが。
というか、SASってWindows版後から出してた印象なので、むしろWindows対応に四苦八苦してた気が。

どのLinuxでも載るという訳ではありません。

ええと、SAS Analytics UだったかはVM入れさせるのであんまり関係ないのですが、素でLinux版を入れる場合には気をつけてください。
RPM使うやつしか対応してません。公式には、RHELOracle LinuxSUSEのEnterprise版だったかと思います。
CENT OSは試しに入れられるのを確認した事はありますが、Scientific Linuxとかはやってない。OpenSUSEは試した。
何が違うって、ライブラリの名前とかが変わったり、インストール時にOSチェックしているところでコケました。
Linux版では幾つか先に入れとくべきモジュールがありますのでインストールマニュアル読んだ方がいいです。フォントの仕込み方も書いてあったけどあれはインストール後のマニュアルに書いてあったような。
53997 - Prerequisites for installing SAS® 9.4 on Red Hat Enterprise Linux 7


なお、RHEL7はサポートが2024年までなので長めです。
けど、Fedoraから見ると五年前の基盤なのよね・・・・・・

SAS DMSのLinux版は、UTF-8対応していません。

というのがログに出ます。
GUI部分がおかしくなるのだろうと思います。エンジンは対応しているので。
Linux版でDMS使う方が稀だと思いますが、念の為。
出力の為に別途クライアント側にその手のサーバを立ててとかあった気がするけど、RHELに入れた時にはサーバに立ててXで引っ張れるように仕込んだ記憶が。

けどSASソリューション製品を使うのであれば、UTF-8推奨です。

SASのメッセージがS-JISなのをソリューション側に引っ張る時に文字コード変換してくれてないケースがあるようです。
バグだと思うんですが、そもそもSASソリューションはデバッグできるIDEというものではちょっとないので(SAS DMSでもマクロのミスで治らない場合には強制再起動だったりしますが、SASソリューションも裏ではsasのプロセスが生きているWorkspace Serverで動いてます)、大変悩ましいなあとは。
ローカルSASで開発して本番はサーバ上で、というやり方はしばしば見かけました。今だとブラウザ上で実装されていてもソコソコの速度で動くとは思うのですが、モダンブラウザじゃないとHTML5とかWebAssemb

SAS StudioかSAS EGか。

認証機構が実はちょっと違うし、使うポートも変わるので。
ただ、SASプログラムで構築したい、というのであれば、SAS Studioがあるのならそちらでいいかと思います。
SAS EGは、ちょっと癖のあるGUIで統計やりたいとかの人向けです。SASプログラムも書けますが、面倒。プログラム実行順序とかを別途定義する必要もあったりしますので、システム開発者にはいいかもですが。

templateの保存場所には気をつけて。

同一ユーザでマルチでセッション貼った場合、SASUSERフォルダが厄介です。Windowsだとプロファイル読めないとかって警告が出たかと思いますが、サーバ環境だとちょっと違うオプションがあったりして、使えはするが書き込めないとかも発生する可能性があります。
ODSのPATHを変える事で、スタイルのテンプレートとかをWORKライブラリにする事は出来、また、RSASUSERオプションで起動時からSASUSERフォルダを読み込み専用にするという事は出来ます。こういう場合、templkateの永続化が勝手には為されないので、注意が必要です。
まあ、「むしろ勝手に保存されているに気付かずツラい」みたいな話の方があるかもですが・・・・・・