The Nameless City

何故か製薬やSAS関連のブログ、の予定。

用語の曖昧さは曖昧さを理解して使うといい。

「ん?なんでそれ間違えたの?」という用語ミスのトラブルを見かけたのですが。
具体的な単語を書くと宜しくないので止めときますけど。


専門用語というよりは、業界用語ですね。私化学工学出身なので、この手の単語には接したことがあります。
そうですねえ、例えばバルクとか。界面制御工学出身なので、このバルクってのは、表面から離れた溶液のことなのですが、そんなの業界触った人にしかわかりません。
分かりませんが、bulkという元の言葉の意味を考えましょう。英語の辞書に書かれている日本語の意味は、本来「bulk」という単語に与えられる大体一つの意味であり、それを色々な言葉で言い換えているだけです。なので、「なんかかさ高いもの」というくらいの認識がいいです。
このバルクという言葉は、バルク品、みたいな言い方で使われることもあります。バルク品という言葉の指すものは、量産されてブランドとされていない品質マチマチな何かを指す言葉です。バッタ品と、モノとしては出自は似てますが、意味合いは違います。


発生原因はなんとなく分かりますが、その用語は意味から広範囲で使われがちな用語で、場面場面においては別の概念を示しやすいものなので、もう使われている限り確認が必要な用語なんですよねえ・・・・・
そういう場合には、対概念含めてはっきりしているか、確認した方がいいです。